ログイン






オプション取引活用法

 
基本編:リスクを限定した取引としての活用
当社のFXオプション取引は、権利行使日のみ権利行使が出来るヨーロピアンタイプのオプションです。外国為替スポット取引では、予想以上の損失を被る可能性がありますが、オプション取引では、損失を限定することができます(権利を買付ける場合のみ)
【具体例1 コール・オプション】
 
  • 現在1ドル115円だが、1ケ月後の為替相場はドル高/円安を予想している。
  • そこで、権利行使日が1ケ月後、権利行使価格が1ドル115円のコール・オプションをプレミアム0.50円で5万ドル買付けました。
  • 1ケ月後、為替相場は予想どおり117円となり、権利行使価格115円のコール・オプションは、「イン・ザ・マネー」のオプションとなり自動権利行使されました。
{初期費用}プレミアム代金:0.50円×50,000ドル=25,000円・・・・@
{損益}(117円−115円)×50,000ドル=+100,000円・・・・・A
{実現損益}A−@ = 100,000円−25,000円=+75,000円
  つまり、上記の例では、25,000円の投資資金で75,000円の利益を得たことになります。
【具体例2 プット・オプション】
 
  • 現在1ドル118円だが、1ケ月後の為替相場はドル安/円高を予想している。
  • そこで、権利行使日が1ケ月後、権利行使価格が1ドル118円のプット・オプションをプレミアム0.60円で5万ドル買付けました。
  • 1ケ月後、為替相場は予想どおり116円となり、権利行使価格118円のプット・オプションは、「イン・ザ・マネー」のオプションとなり自動権利行使されました。
{初期費用}プレミアム代金:0.60円×50,000ドル=30,000円・・・・@
{損益}(118円−116円)×50,000ドル=+100,000円・・・・・A
{実現損益}A−@ = 100,000円−30,000円=+70,000円
ここがポイント!
 
  • 権利行使され、スポットポジションに転換されたポジションはすぐに決済することも可能ですし、ポジションを保有してさらに利益を追求することもできます。
  • 予想に反して相場が動いた場合でも、損失額はプレミアム料として当初支払った金額に限定されます。
注意事項:
オプション取引では、権利を買付ける場合には損失額をプレミアム料のみに限定することができますが、権利を売付ける場合には、損失額を限定することができませんので、ご注意下さい。
 
応用編1:スポット取引のヘッジとしての活用
外国為替スポット取引とFXオプション取引を組み合わせることによって、リスクを軽減することを可能にしながら利益を追求することもできます。 取引を開始する前に、予めスポット取引で売りか買いかを決め、予想が外れた場合の損失を抑えるためのヘッジとして、同時にオプション取引で反対のポジションを建てます。
【具体例1 スポット買い+プット・オプション買い】
 
  • 現在1ドル113円だが、1ケ月後の為替相場はドル高/円安を予想している。
  • USD/JPYを113円で5万ドルの買い新規をする。
  • 同時に権利行使日が1ケ月後、権利行使価格が1ドル113円のプット・オプションをプレミアム0.35円で5万ドル買付けました。
※1.予想どおり、オプションの権利行使日に1ドル115円となる。
{初期費用}プレミアム代金:0.35円×50,000ドル=17,500円・・・・@
{スポット取引の損益}(115円−113円)×50,000ドル=+100,000円・・・・・A
{オプション取引の損益}オプションは権利放棄=0円・・・・・B
{実現損益}A−B−@=(100,000円−0円)−17,500円=+82,500円
※2. 予想に反して、オプションの権利行使日に1ドル110円となる。
{初期費用}プレミアム代金:0.35円×50,000ドル=17,500円・・・・@
{スポット取引の損益}(110円−113円)×50,000ドル=−150,000円・・・・・A
{オプション取引の損益}(113円−110円)×50,000ドル=+150,000円・・・・・B
{実現損益}B−A−@=(150,000円−150,000円)−17,500円=−17,500円
  上記の例では、相場が予想に反して動いたので、スポット取引では150,000円の損失が発生したが、オプション取引でヘッジをすることにより、17,500円の損失に抑えることができた。
【具体例2 スポット売り+コール・オプション買い】
 
  • 現在1ドル116円だが、1ケ月後の為替相場はドル安/円高を予想している。
  • USD/JPYを116円で5万ドルの売り新規をする。
  • 同時に、権利行使日が1ケ月後、権利行使価格が1ドル116円のコール・オプションをプレミアム0.60円で5万ドル買付けました。
※1.予想どおり、オプションの権利行使日に1ドル114円となる。
{初期費用}プレミアム代金:0.60円×50,000ドル=30,000円・・・・@
{スポット取引の損益}(116円−114円)×50,000ドル=+100,000円・・・・・A
{オプション取引の損益}オプションは権利放棄=0円・・・・・B
{実現損益}A−B−@=(100,000円−0円)−30,000円=+70,000円
※2. 予想に反して、オプションの権利行使日に1ドル118円となる。
{初期費用}プレミアム代金:0.60円×50,000ドル=30,000円・・・・@
{スポット取引の損益}(116円−118円)×50,000ドル=−100,000円・・・・・A
{オプション取引の損益}(118円−116円)×50,000ドル=+100,000円・・・・・B
{実現損益}B−A−@=(100,000円−100,000円)−30,000円=−30,000円
  上記の例では、スポット取引で100,000円の損失が発生したが、オプションでヘッジすることにより30,000円の損失に抑えることができた。
 
応用編2:利益を確保しての活用
【具体例1 プロテクティブ・プット】
 
  • USD/JPYを114円で100,000ドル買いポジションがあります。
  • 現在、USD/JPYが117円まで上昇し、その差額となる300,000円(3円×100,000ドル)が含み益となりました。
  • 今後、さらにドルの上昇を期待しているものの、下落した場合の損失を限定するために、権利行使日が1ケ月後、権利行使価格が117円のプット・オプションをプレミアム1.00円で同数量(1.00円×100,000ドル)買付けました。
今後の損益関係
  売買 スポット価格
区分 113円 114円 115円 116円 117円 118円
スポット価格 -1円 0円 +1円 +2円 +3円 +4円
プット・オプション +3円 +2円 +1円 0円 -1円 -1円
合成ポジション +2円 +2円 +2円 +2円 +2円 +3円
 
USD/JPYが117円を下回った場合、最低利益の200,000円{(3円×100,000ドル)−(1.00円×100,000ドル)}を確保することができます。スポット取引のみで行った場合に比べると、利益はオプションのプレミアム総額分(100,000円)だけ少なくなります。
オプション取引を行わない場合には、114円を下回れば損失が発生することになります。
【具体例2 カバード・コール】
 
  • USD/JPYを113円で100,000ドル買いポジションがあります。
  • 現在、USD/JPYが115円まで上昇し、その差額となる200,000円(2円×100,000ドル)が含み益となりました。
  • 今後、ドルの上値は重そうな感じがするので、プレミアム収入を確保しながら運用利回りを高めるために、権利行使日が1ケ月後、権利行使価格が115円のコール・オプションをプレミアム1.00円で同数量(1.00円×100,000ドル)売付けました。
今後の損益関係
  売買 スポット価格
区分 112円 113円 114円 115円 116円 117円
スポット価格 -1円 0円 +1円 +2円 +3円 +4円
コール・オプション +1円 +1円 +1円 +1円 0円 -1円
合成ポジション 0円 +1円 +2円 +3円 +3円 +3円
 
権利行使日に、USD/JPYのスポット価格が112円(115円−2円−1円)を上回れば利益が出ます。ただし、最大利益は、300,000円(3円×100,000ドル)に限定されます。
権利行使日に、USD/JPYのスポット価格が112円を下回ればその差額が損失となります。スポット取引のみを行った場合に比べると、損失はプレミアム受取分100,000円(1.00円×100,000ドル)が少なくなります。